プライベート名刺とは

通常、名刺といえば仕事の際に使用するものというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。勿論、現在においてもそのような使い方がされるのが一般的ではありますが、昨今では仕事用の名刺だけではなく、もっとプライベートな場で使用するための名刺として、プライベート名刺と言うものが登場している、ということについてここでは紹介します。このプライベート名刺というのはその名前の通り、仕事についての情報を記載しているものというわけではなく、自分自身のパーソナリティとしての情報を記載しているのが特徴となっているものです。それでは、実際にプライベート名刺を作りたいという場合、どのようにして作ることができるのでしょうか。

プライベート名刺の作成を行う場合、大きく2つの方法を考えることができます。1つは、自分自身でパソコンを使って編集を行うというものです。こちらについてはある程度の技術力やデザイン力が必要となるものではありますが、基本的に名刺として必要となる情報自体はそれほど多いわけではないため、できないことではありません。

もう1つは名刺作成を行っている業者に依頼して作ってもらうというものです。勿論料金は必要となるものの、自分のイメージに近いデザインのものを選択して入力する情報を決めておけば作ることができるため、より手軽にプライベート名刺を作る事ができる方法ということになるでしょう。それでは、実際の使いみちについても紹介します。

名刺は使用者の印象を左右します

名刺には肩書きと氏名、連絡先が記されている他、個性的なデザインが施されているものもあります。仕事で知り合ったある村役場にお勤めの方のものは横書きで、肩書きと氏名の前に村章が深い緑色で、紙面の右下隅に村のマスコットキャラクターが4色刷で、それぞれ印刷されていました。そのデザインは、身近な村役場として親しみを持ってもらえるようにという目的と、そうした活動を村外や県外の方にも広く知ってもらえるようにという目的とで決まったと伺いましたが、それ以外にも、他からいただいたものと束ねた中から探し出す際にも、マスコットキャラクターが目印になって探しやすかったです。

結婚式でお世話になった式場の担当者のものは、縦書きでオーソドックスなレイアウトでしたが、下の空白部分に式場の建物のイメージ画が4色で印刷されていました。明朝体とゴシック体で構成された文字の並びからは堅実さが、式場のイメージ画からは明るい印象が感じられました。もちろん、打ち合わせも当日の御式も、安心感や頼もしさを感じながらお世話になり、来賓の方々も笑顔で過ごしてくださいました。同僚がもらった自称・政治団体所属の男性のものには、驚かされました。縦書きで太い明朝体と小さめのゴシック体で記されたオーソドックスなものでしたが、肩書きと氏名の上に十六葉八重表菊花紋がありました。

十六葉八重表菊花紋は皇室の方以外は使用を控えるべきとされているのに堂々と用いる人がいることにまず驚きましたし、そのことを知らないまま受け取る人がいることも驚きでした。名刺は紙面としては小さくとも、使用者の印象を決める大切なものですから、レイアウトやデザインも大切に考えたいですね。

初めて自分の名刺をもらった時の感動

私は以前百貨店の社員として働いていました。はじめはみんな売り場に出て、接客・販売から始めるため、自分の名刺はありません。同じ頃他の企業に就職した仲間たちと会うと、みんな交換をするため、私はとても淋しい思いをしました。私の会社で持てるようになるのは、リーダーという役職についてからです。売り場の販売員をまとめたり、売上げ管理をしたり、どの商品を売り場に置くかなどを営業と商談したりするのがリーダーの仕事です。私は新人の時にお世話になったリーダーがとても仕事が出来る人で、憧れでした。

そんなリーダーになれるように、日々努力をした結果、通常は3年かかるリーダー職に2年でなれたのです。そして初めて自分の名前の書かれた名刺をもらえた時の感動・・・。すごくうれしくて、家に帰って両親や姉にまず渡しました。そして記念ように1枚大事に保管したのを覚えています。

それから5年。

今では当たり前のようにお客さんと交換していますが、ケースの内側に今でも大事に保管しています。これを見るとなんだか初心に戻れるような気がして、捨てられずにいます。若かった頃の自分と全く同じ気持ちにはなれませんが、仕事が嫌になった時、またミスをした時などは、見返して初心に戻るようにしています。